2006年07月09日
アンテナ・質問 『今はもうない―SWITCH BACK』
観察に先立って、確固とした目標がイメージできなければ、人はものを見たことにはならない、といっても過言ではない。認識するためには、予め用意された仮説が必要なのである。
第一、第二、第三、第四と、次々に出現した仮説は、すべて成り立たないことがわかった。ほんのちょっと現実と比較してみるだけで、不可能であることが判明したのだ。まさに、空論。まさに、虚説であった。私は、こんな実体のないものに振り回されていたのである。おそらく、人間社会の日常でも、これと同類のことが何度も繰り返されていることだろう。ちょっとしたことなのに確かめもせず、人はどんどん妄想を広げる生きものなのだ。きっと妄想を望んでいるのだろう。
今はもうない―SWITCH BACK
posted with amazlet on 06.07.08
森 博嗣
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確かめもせずに自分で納得してしまうことの危険性を感じた。
ものごとを事実として見ていくには、仮説をもってみなくてはならない。アンテナを立てる、質問を持って見るといわれるのも類似のこと。

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